インコのクリッピングの方法について調べてみました
インコをクリッピングするときには、いくつかの注意点があります。
インコのクリッピング3つの注意点
クリッピングはインコの飛行の制限だけではなく、攻撃性を低下させる目的でも行われます。
日本では、もっぱら大型インコやオウムにに行われるケースが多いのですが、
ラブバードの仲間など、一部の攻撃性の強い小型種にも行われるケースもあります。
1、雛のクリッピングはNG

サザナミインコの雛
インコに限らず、鳥は物心がつくと自然に飛ぶ練習をはじめます。
飛行や着地の方法、バランス感覚などが養われる大切な時期なんです。
雛の時期に経験したことが自信につながり、精神的に安定した成鳥へと育ちます。
[aside type=”normal”]この時期に得る刺激や感覚は、脳神経を発達させるうえで大切だと考えられています。
まだ飛べもしないうちからクリッピングするのはよくありません。[/aside]
2、中途半端なカットは事故のもと

外側の2枚の羽だけを残してカットしてあるインコを見かけますが、
小型インコでは飛翔能力が残ってしまうので、予期せぬ事故が起きることも。
また、ケージの柵に羽を引っ掛けてしまい、羽軸を折ってしまう危険があります。
[aside type=”warning”]大型のインコは体が重いので、部分カットでも効果があります。
小型インコは体が軽いので、部分カットしても飛べてしまいます(^^ゞ
安全面を考慮するなら、どちらも完全カットがよいでしょう。[/aside]
3、はじめはプロにお任せしよう
初めてクリッピングするときは、どうすればよいのか分からないもの。
またカットの途中でインコが暴れてしまい、予期しない事態になることも。。
初めてのクリッピングはプロにお任せしましょう!

動物病院でしてもらったとしても1,000円ぐらいの出費で済みます(^^)
インコのクリッピングの方法

[aside type=”normal”]羽の名称について(上図参照)
- A:
雨覆羽 - B:
小翼 - C:初列
風切羽 - D:次列風切羽
[/aside]
インコのクリッピングはAの初列風切羽、外側の8~9枚をカットします。
小型インコは飛翔能力が高いので、完全カットが実用的ですね。
初列風切羽を雨覆羽の下でカットするのがクリッピングの鉄則です。
[aside type=”warning”]オカメインコなどの小型種は、飼い主が思っている以上に飛翔能力が高いです。
部分カットしただけでは、頑張れば飛べちゃったりします(^^ゞ
小型のインコほど、完全カットするのが望ましいと思います。[/aside]
まとめ
クリッピングは雛にはNG、中途半端に風切羽を残さないことが鉄則。
初めてのクリッピングは、健康チェックも兼ねて病院でしてもらうのがよいですね。
クリッピングしたからといって、飛翔能力はゼロではないので注意しましょう。
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