インコは感情が豊かで、さまざまな仕草や行動で自分の気持ちを飼い主に伝えようとしています。
知っておきたいインコの行動と気持ち
インコを飼いはじめて暫くすると、ある特定の仕草をすることに気がつきます。頭を上下に振るときは機嫌がよい、顔を突き出してクチバシ大きく開けたら威嚇のポーズなど。
それらの行動を知ることでインコの気持ちの一端に触れることができます。今回はその中でも代表的な仕草をピックアップしてみました。
ストレッチをするとき
朝ケージの覆いを外してあげると、決まってインコが伸び(ストレッチ)をします。片側の羽と同じ側の脚を同時に伸ばし、そして反対側も同じようにして伸びをする感じですね。
インコのストレッチは、これから何かを始めようとするときに見られる『開始行動』の1つと考えられています。
尾羽をパタパタさせる
尾羽を前後(左右)に素早く振るのは『終止行動』と呼ばれています。インコが1つの作業を終えて満足したとき、また次の作業をはじめるときにも見られます。
尾羽を広げる

羽をワキワキと震わせる
こちらを見つめながら、体から少し離した羽をワキワキ震わせるのは『おねだり』です。ケージから出たい、オヤツが欲しい、構ってほしいなど、典型的なおねだりポーズですね。
羽をバタバタさせる
羽をバタバタさせるのは欲求不満のとき。たいていは怒っているときか、自分の気に入らないことが起こったときに、羽をバタつかせて気を静めています。
舌を小刻みに出し入れする
クチバシを半開きにして、舌を出したり引っこめたりする行動。これは今の状況に満足しているときや、気分のよいときに見られる行動です。
虹彩を収縮させる

クチバシをギョリギョリ鳴らす
おもに眠る前にみられる行動で、快適に食事ができるようにクチバシのメンテナンスしています。体調が悪いと上手にメンテナンスができず、下クチバシが伸びて音がする場合もあります。
首や顎ゆっくりをかく
ヒマなときやで寂しいときにみられ、飼い主に構ってほしいときにみせる行動といわれています。ボーとした素振りで片足を上げたり、ボワっと首の羽を膨らませて気を引こうとします。
顔を羽に埋める
後ろを向いて背中の羽の中に顔を埋めるときは、寒いときや病気のときに見られる行動。
インコの行動を記録しよう

インコに問題行動が現れたときや、病気のときなど、獣医師に説明するときに役に立つはずです。
まとめ
鳥は喜怒哀楽を隠すことができず、何らかの行動で直接表現します。その行動を観察することで、インコの気持ちの一端を知ることができます。
より気持ちを知るためには、観察日記をつけるのがよいと思いますよ(^_-)-☆
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とても役に立ちました